そもそも会計とは何ぞや、と改めて考える。
会計≒複式簿記といっても過言ではなく、企業や事業の成果を測るために、中世イタリアで「発明」され、大航海時代のヨーロッパ商人に広く普及。
財政状態、経営成績を表し、ビジネスパーソンにとっての共通言語、経営者自身にとって有用であるのみならず、出資者・取引先への報告、課税当局との調整等々に使うことができる。
なので、本当は、一生使えるツールとして経営者には少なくとも日商簿記3級試験にはチャレンジしてもらいたいと思うのだが、中には、経理は信頼している税理士/経理担当者にまかせっきりという方が少なくないのが実情。
企業が小さいうちは良いが、会社が成長していくと徐々に有視界飛行では難しくなり、計器飛行が必要になる段階がやってくる。
(出来ればその時期がやって来て欲しい。)
計器飛行をマスターすることによって、昼夜問わずに航行できるし、より効率的な航海ができる。
好天時であれば何ら問題ないが、荒天時には財務諸表を読み解き、先を読む力がないと思わぬ嵐に“長時間”巻き込まれることもある。
船の大小に係わらず、航海中に嵐に巻き込まれたらば最悪「難破」してしまう。
経営者であれば、ある時点、ある期間の結果である財務諸表を理解し、更に、管理会計的な手法を活用して先を読むことで経営に役立てほしい。
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